家を買うかどうかを判断する方法
今回は、家を買う(あるいは建てる)べきかどうかを決断する方法をご紹介します。
私も実際にローンを組んで一軒家を購入しました。
その際に検討した内容をご紹介します。
家の購入を検討されている方は、ご参考にしていただければと思います。
家を買うリスク
家を買うリスクとして、主に上記のようなものがあると思います。
多くの方々が直面するリアルなリスクであり、
家を買うにあたって悩むポイントになります。
しかし、ここで悩み続けていては決断することはできません。
家を買わないリスク
ここで再認識してください。
そもそもあなたはなぜ、家を買おうと思い始めたのでしょうか。
そこには、今の家に住み続けることに対して
少なからずリスクを感じているからではないでしょうか。
- 子供が生まれて、今の家が狭い
- 賃貸だが将来的にずっと家賃を支払い続けるのか
(家を買えばローンを組むことにはなるが最終的に自分の財産になる)
(賃貸だと払った家賃は戻ってこない) - 今の家が子育てをするにあたってあまり治安が良くない
- 保育園、各種学校が周りにない、あるいは少ない
- 子育てに協力してもらえる両親の実家から遠い
- 二世帯住宅に住んでいるが、子育てについて親からの干渉がある
人それぞれではありますが、上記のようなリスクを想定し
家探しを始めた方も多いのではないでしょうか。
家を買うことのリスクばかりに着目すると
買わないリスクを見過ごす結果になりかねません。
そして、買わないリスクは刻々と迫ってきており待ってはくれません。
家を買うリスクと買わないリスクはどちらが大きいのか
家を買うリスクとは逆に、買わないリスクがあることを再認識したところで
どちらのリスクが小さいかを検討しましょう。
検討する際に注意すべきポイントは、
- そのリスクがどの程度の可能性で現実になるのか
- そのリスクが現実になったときに具体的にどういう課題があるのか
- そのリスクを解消する方法があるのか
上記の観点で、リスクを一つずつ評価していき最終的にリスクの少ないほうが
よい選択だと考えられます。
家を持つ幸せを再認識する
ここまでは、リスクという観点で書いてきましたが
それだけで購入を判断しようとするとどうしても後ろ向きな決断になります。
人間は、ネガティブなリスクという側面に意識を集中する傾向がありますが、
ここで、家を持つ幸せ(ポジティブな側面)をイメージしてみましょう。
- 広い家に住むことができる
- 静かな環境でのびのびと子育てができる
- 自分の書斎で思う存分趣味に没頭できる
- 広いキッチンで凝った料理をつくることができる
- 友人を招いて食事やBBQができる
- ローンを払い終えたら、家賃はただ
家を購入することで手にする幸せも把握しましょう。
リスクに対して、この幸せが圧倒的に大きいという場合は
そもそもリスク自体が決断における小さな要素になっているかもしれません。
結局、家を買うことで今よりも幸せになることができるのか、
ここがポイントであり、目的のはずです。
家を買うという選択は、人生の数ある選択のうちの一つ
家を買うということが今、あなたの頭のなかの大部分を占めているかもしれません。
しかし、この選択はもちろんあなたの人生のすべてではありません。
あなたの人生では、分岐点となりうる様々な選択があるということを
再認識しましょう。
- 転職する
- 起業する
- 親の家業を継ぐ
- 結婚する/離婚する
- 子供をつくる
- 子供の進路を決める(保育園や小学校)
家を買うということは、その金額ゆえに非常に大きな決断であり
人生を左右する決断ではありますが、それと同等あるいはそれ以上に
大きな決断も、人生にはあります。
家を買うことばかりに着目していては、その重要な決断の数が減らず
悩ましい日々が続いてしまいます。
上記のようなリスクや幸福を自分の中で納得できるまで整理出来たら
さっさと決断してしまいましょう。
家を買うことは、最終的に、総合的にあなたの人生を少しでも幸せにすることが
目的であるということを忘れずに決断してもらえればと思います。